暑い時期になりがちなのが夏バテ。夏バテになると、本来のパフォーマンスを発揮できないばかりでなく、心身に不調をきたす恐れもあります。夏バテしない生活習慣づくりは育成世代にとってとても重要です。
そこで今回は、夏バテの原因や夏バテ対策・予防におすすめの食事メニューをご紹介します。ご参考にしてください。
夏バテの原因と注意点
夏は気温や湿度が高く、身体にとってストレスの大きい季節です。
身体には機能を一定に保とうとする「恒常性(ホメオスタシス)」があり、暑さや寒さに対して一定の体温を保とうとします。
寒暖差が激しくなると恒常性が追いつかなくなり、結果的に夏バテが起こりやすくなってしまいます。
また、暑いからという理由で冷たい食べ物や飲み物ばかり摂取してしまうと、胃腸に負担がかかってしまい、体調が悪くなるケースもあります。
夏バテしないための対策
夏バテしないための対策として、主に次の4つが挙げられます。
- バランスの取れた3食
- 睡眠
- 適度な運動
- 水分補給
バランスの取れた3食
炭水化物やタンパク質、ビタミン・ミネラルを意識して摂ることが重要です。
特にタンパク質を摂取するときは、お肉や魚に含まれるビタミンB6を併せて摂ることでタンパク質分解を抑制する働きがあります。
また朝食を食べないことで栄養素が不足し、熱中症のリスクも高まります。1日3食を心がけましょう。
睡眠
室温26~28℃、湿度60%以下が心地よく眠ることができる環境と言われています。また、寝る30分前にエアコンをつけておくことで、より良い睡眠環境を作ることができます。
適度な運動
ウォーキングやジョギングなど、低強度の運動をすることで体温調節機能が高まり、暑さに負けにくい身体を作ることができます。
夏バテ対策におすすめの食事
夏バテ対策におすすめの食材やメニューについてご紹介します。
夏バテ対策におすすめの食材
栄養素 | 効果 | 食材例 |
---|---|---|
ビタミンB1 | 糖質のエネルギー変換 | 豚肉、玄米、枝豆など |
クエン酸 | 抗酸化作用 | 梅干し、レモンなど |
タンパク質 | 筋肉、免疫維持 | 鶏肉、魚、豆腐など |
ミネラル | 塩分や電解質の補給 | 味噌汁、わかめなど |
水分・食物繊維 | 胃腸の調子を整える | 野菜、果物など |
おすすめのメニュー例
- 冷しゃぶサラダ
- 梅おにぎりと味噌汁
- 納豆オクラそば+冷やしトマト
- フルーツ+ヨーグルト
まとめ
夏バテは暑さだけでなく「バランスの取れた3食」「睡眠」「適度な運動」「水分補給」の乱れによって起こります。育成年代においては特に体調管理が重要です。無理せず、十分な休養を取ることを心がけましょう。
■ 編集者・監修情報
編集者:西川 潤
監修:酒井 リズ 智子