全ての育成年代のアスリートにとって、コンディショニングは非常に重要です。骨や筋肉がこれから成長していく大事な時期だからこそ、正しい情報をもとにコンディショニングを行っていく必要があります。
近年では目覚ましいテクノロジーの発展によって、欲しい情報がすぐに手に入る時代です。研究結果の解釈を誤っている情報を発信していることも見受けられたり、有名なアスリートが実施しているトレーニングを多くの人が鵜呑みにしてしまう場合があります。しかしこれらの情報には注意が必要で、必ず個人の発育発達に応じてコンディショニングをすることが必要です。
ここでは基本的なコンディショニングの考え方を3つ紹介します。
①トレーニング
育成年代ではまず、無理に筋肉をつけようとしてはいけません。筋肉を肥大させるほどの「高重量」での筋力トレーニングは、成長途中の育成選手はあまりやるべきではありません。なぜなら、筋肉を大きくしてくれるはずの体内のホルモン分泌がまだ始まっていないか、安定しないからです。しかし適度なトレーニングは骨や筋肉の成長を促すので、自分に適した負荷でのトレーニングを行いましょう。
②栄養
身体は活動強度を問わずエネルギーを消費します。このエネルギーが枯渇すると身体が思うように動かなかったりします。特に骨や筋肉が成長する育成年代では、エネルギーを消費して回復をさせないと骨や筋肉の成長はもちろん、運動のパフォーマンスにも悪影響が出ます。そのため規則正しい食事をすることが重要です。
③リカバリー
育成年代のアスリートは日々練習を行っているため、身体に対してダメージが強くかかっています。この状態をそのままにしておくと怪我をしてしまったり、身体が思うように動かなくなってしまうため、休養が必要です。
育成年代は心身ともに成長する大事な時期です。この時期に規則正しい生活を構築することで、身体は成長します。最近ではスマートフォンなどのデジタルデバイスの普及で夜遅くまでデジタルデバイスを操作していることが多いと思います。デジタルデバイスの光によって脳を休めることができず、睡眠の質が低下したり、悪い姿勢で操作すると身体は硬くなってしまいます。
こういったことを避けるためにもデジタルデバイスを操作する時間をあらかじめ決めておくなど工夫して、毎日のトレーニング、栄養、リカバリーを確立させていくことがこの先のアスリートとしての資質に繋がります。
■ 編集者・監修情報
編集者:西川 潤
監修:酒井 リズ 智子